
アナボリックステロイド薬を数種類経験した後、副作用が弱いと言われる、SERMS(選択的アンドロゲン受容体モジュレーター)を使ってみた。
このSERMSは、アナボリックステロイドの副作用である、肝機能、女性化乳房、男性機能を落としてしまうといった各問題を回避したり、あまりない状態で使用することができるという触れ込みだ。
メカニズムとしては、アンドロジェニック(男性化)作用は少なくなるようにして、アナボリック作用だけ大きく出るように設計された薬なので、女性化乳房や男性機能の低下といった問題が少ない。
また、経口アナボリックステロイドの最大の問題である、生体利用率上げるために肝臓での代謝を遅らせる処理(17αアルキル化)をしていないために、肝機能に強い副作用を起こすことがない。
どれも人のための薬として作られているものはなく(2020年現在)、まだ、どんなリスクがあるか定かではないものの、人に臨床応用された研究は存在する。
LGD-4033(リガンドロール)とGW-501516(カルダリン)
LGD-4033とGW-501516を同時に使ってみた。
LGD-4033は筋肉を増やし、GW-501516詳細は脂肪を減らすとされている。
| 筋肉量(kg) | 体脂肪率(%) | 体脂肪量(kg) | 体重(kg) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 開始前日夜 | 2019/5/19 | 41.621 | 19.91 | 10.925 | 54.857 |
| 終了日夜 | 2019/7/24 | 41.721 | 18.16 | 9.769 | 53.800 |
| 変化量 | 66日間 | +0.1 | -1.75 | -1.156 | -1.057 |
開始前日夜・終了日夜の数値はすべて7日移動平均値を使用
結果としては、筋肥大効果はなかったが、脂肪の減量効果はあったと言っていい。
体脂肪だけ減って筋肉はむしろ少し増えたわけだから、とてもいい結果だ。
副作用かどうかはわからないが、使用期間中と後に合わせて2回、痛みのあるニキビのような大きなできものができた。
因みにGW-501516は、動物実験で発ガン性があったとされている。
人間にどうかは定かではない。
RAD140(テストロン)
食事の量を増やしている増量中(下記1回目)に行った。
また、初めてのジム通いを始めたと同時に摂取し始めた。
このRAD140、実はSERMSの中では、とても増量することで有名だ。
それもあってか、これを使った後はPCTが必要となる。つまり、副作用(男性機能の落ち込み)がある。
1回目
| 筋肉量(kg) | 体脂肪率(%) | 体脂肪量(kg) | 体重(kg) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 開始前日夜 | 2019/10/21 | 41.543 | 18.61 | 10.028 | 53.871 |
| 終了日夜 | 2019/12/17 | 44.529 | 19.54 | 11.414 | 58.400 |
| 変化量 | 57日間 | +2.986 | +0.93 | +1.386 | +4.529 |
開始前日夜・終了日夜の数値はすべて7日移動平均値を使用
2回目
| 筋肉量(kg) | 体脂肪率(%) | 体脂肪量(kg) | 体重(kg) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 開始前日夜 | 2020/1/16 | 42.800 | 20.63 | 11.739 | 56.907 |
| 終了日夜 | 2020/2/21 | 43.229 | 21.16 | 12.246 | 57.879 |
| 変化量 | 36日間 | +0.429 | +0.53 | +0.507 | +0.972 |
開始前日夜・終了日夜の数値はすべて7日移動平均値を使用
確かに筋肉は大幅に増量しているが、同時に脂肪も大きく増えている。
薬の効果はあったものの、食事の増量ペースが速すぎたようだ。
MK-2866(オスタリン)
このSERMSは副作用がほぼ0と言われている詳細。
PCTの必要もない。
| 筋肉量(kg) | 体脂肪率(%) | 体脂肪量(kg) | 体重(kg) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 開始前日夜 | 2020/9/16 | 41.221 | 20.44 | 11.175 | 54.664 |
| 終了日夜 | 2020/10/30 | 41.600 | 20.46 | 11.287 | 55.171 |
| 変化量 | 44日間 | +0.379 | +0.02 | +0.112 | +0.507 |
開始前日夜・終了日夜の数値はすべて7日移動平均値を使用
結果はとても微妙なものになっている。
費用対効果は低いと言わざるを得ない。
感想
SERMSは、アナボリックステロイドにある副作用がないか、少ないということで、使うという選択肢もあるにはあるが、やはり、一番の懸念は、人に使われる薬として存在していないので、リスクが定まっていないこと。
RAD140は使い方によっては、うまくいくかもしれないが、結局PCTの必要性があるのであれば、もっと効果の高い他のアナボリックステロイドの方がいいということにもなる。
MK-2866は副作用がなかったのでその点はいいが、効果がそれほどでもないのでコストを考えると、現時点では使うに値しないと感じた。